3000HITを踏んでハナマル様からパウアイを頂いてきましたよーーー!!きゃっほい!
「作業場の隅に隠れて」なんて注文までつけたリクエストを、快く引き受けてくださってありがとうございました!
社長のちょっと困ったような表情といい、パウリーのエロい指先といい、最高です…!(平伏)
疲れのせいか、いつものように上手く笑えていないアイスを隅に連れて行って、「ほら、笑ってください」と、敬愛(←それすらも凌駕した愛)を込めて、アイスの口の端にキスという設定なのだそうです!萌え死ぬ〜!!
ちゅーできてよかったねパウリー!(笑)
作業場の隅で一時間位いちゃついてるといいと思います。社長と職長が揃ってサボればいいよ!(笑)
ハナマル様、本当にありがとうございました!!

↓下は素敵なイラストに妄想が暴走した管理人の小話です。






「大丈夫ですよ」
乾いた唇の端にそっと口づけて、パウリーは笑った。
木材の隙間からは日の光が差し込んでいる。薄闇の中で一本の線となった陽射しを、胸や足に受けながら青年は彼に触れた。乾いた指先で労わるように触れるそれは、部下と上司、あるいは師と弟子という関係を明らかに越えたものだったが、パウリーは気にしなかった。アイスバーグが気にしない以上、パウリーが気にする事はなかった。
疲れているのだろうと、わかっていた。それはもう、見るまでもなく、気配を感じた瞬間から薄っすらと察していた。肉体以上に、精神的疲労が大きいのだろう。
というのも、三週間ほど前に世界政府が、予定されていた納期を二ヶ月も早めて欲しいといきなり言い出したのだ。ほかの客ならば無理だと突っぱねる事も出来るが、相手が政府ではそうもいかない。アイスバーグも散々掛け合ったらしいが、なんでも大物の海賊と遣り合って一船団が壊滅したらしく、政府側の担当者も引くことの出来ない状況だったらしい。
アイスバーグは仕方なく決定済みのスケジュールを捨てて、ほかの客を担当していたドックも政府船担当へと組み込み、それらに関連した納期を遅らせてもらうためにあちこちを飛び回った。後回しになった客に頭を下げ、連携している工場に再調整を頼む一方で、手の足りない現場があれば自ら金槌を握っていた。これで疲れるなというほうが、無理な話だろう。
「大丈夫です。間に合わせますから」
ほかのドックの助けを借りても、予定を二ヶ月も早めるのは正直にいって無茶だ。いま一番ドックは夜中まで稼動しているが、それでも厳しいところだろう。職長であるパウリーは状況を正確に把握していたが、それでも葉巻を右手に持つと、ふてぶてしく笑ってみせた。
「安心して見ててくださいよ」
触れられるままになっていたアイスバーグは、部下の言葉に弱く息を吐き出すと、困り顔で目を細めた。困惑というより、むずがゆいような表情だ。
彼はいつも、パウリーに触れられる事に全く頓着しない。昔からの習慣に慣れきっているせいか、それともいまだにパウリーが12歳の少年に見えているのか。たぶん、その両方だろう。彼はたいがい、大型犬にじゃれつかれたかのように目を細めて、無防備に笑うのだ。
頬を撫でる指先をそのままにしていたアイスバーグは、わずかに瞼を上げて一番弟子を見た。
「大丈夫じゃなかったら、どうするんだ?」
意地の悪い顔をして問いかけたアイスバーグに、パウリーは紫煙を吸い込んで吐き出した。アイスバーグの眼に悪戯な光が宿っている事には気づいていたが、この場合パウリーが返せる答えは一つしかなかった。期待に添えないことを残念に思いながら、一番ドックの職長は口を開いた。
「そんときは、俺が土下座でもしてきましょう」
海色の眼が大きく開かれるのを見つめて、パウリーは淡々と続けた。
「あちらさんが納得してくれるまで、俺が頭を下げてきます。あなたの手を煩わせるこたァ、ありませんよ」
本心だった。からかうような言葉に意地を張ったわけでも、この場しのぎの誤魔化しをいったわけでもない。本気でそう考えていたし、それがパウリーにとっては当然の事だった。自然のと、いってもいい。
「大丈夫です」
三度目の宣言は、柔らかな響きを帯びていた。オルゴールが奏でる音楽のような、小鳥のさえずりのような、ささやかで決して牙を剥くことのない音だった。
「ンマー、パウリー。あのな」
何かいいかけたアイスバーグの唇を、キスする事で押しとどめた。ただでさえ疲れている彼に、自分を気遣ってなど欲しくなかった。そんなことよりもただ、安心して欲しかった。
「だから、ほら、」
木材が作り出した薄い影の中で、青年はねだるように囁いた。甘く、甘やかすように言葉を紡いだ。彼の心にある不安と苦痛を、奪うのではなく和らげようと、青年は微笑んだ。
「笑ってください」





アイスバーグはやっぱり、大きな犬にじゃれつかれたように目を細めたけれど。
その口元はやはり、無防備に笑っていた。